THATCHED ROOF 茅葺屋根

高島市内には職人さんの高齢化により茅葺職人さんがいなくなりました。茅葺き技術の伝承ができなくなりました。2009年に当館は縁あって屋根修復をしてれる職人さんに出会え何とか茅葺き屋根の葺き替えができました。南西、平部分は琵琶湖のいヨシで刺し屋根施工しています。南北、妻側は古い資材を全面撤去して山のススキで葺き替えしています。この面は日本昔話にでてくる屋根の様に少し丸みを持たすように刈り込んでいます。内部ツシ(小屋裏)からは合掌部分が綺麗に残っており小屋組みを身近で見ることができます。職人不足、材料の工面の難しさ、コスト面を考慮すると次回の茅葺きはできないと思っています。地域の伝統的な民家を守っていきたいです。皆様の知恵と御力を御貸しいただけましたら有り難いです。宜しくお願いします。

着工前の状況・外部足場

着工前の、屋根面にコケが生えかなり傷んでいるのが判ります。まず足場を準備





  

茅葺の作業状況

 

葺替え完成  (2009年10月)

*上記写真をクリックすると拡大表示します。